杉村歯科通信 第49号
噛んで食べることは健康の基本
~どうして歯がしみるの?~
咬むということは、物を食べる行為で一番重要なことであります。健康でより良い生活をしていくうえでなくてはならないことです。普通、食事をする時は意識しなくても食べ物が口の中に入ると自然に咬むという行為を行っています。今回は「咬む」ことによって起こる効果についてお話します。
まず一つ目は消化を助けること。食物を歯で細かくかみくだくと、唾液と混ざって適度に水分が増し、のみ込みやすい状態になります。さらに唾液の成分により、体内での消化や吸収を促進します。
二つ目は強いあごを作ること。「咬む」という動作によって、上下のあごの骨や筋肉の発育を促し強いあごを作ります。
三つ目は口内浄化。食物を咬めば咬むほど唾液の分泌量は多くなります。唾液には洗浄作用と抗菌作用、また溶け始めの歯を修復してくれる作用があるので、ムシ歯予防にも繋がります。
四つ目はストレス解消。よく咬んで食べることでより満腹感が得られます。おなかがいっぱいになったという満足感は緊張をほぐして落ち着いた気分にしてくれます。ゆっくりと時間をかけて食事を楽しめば、それだけで精神が安定し、ストレス解消ちなるというわけです。
最後は脳に刺激を与えること。食物をよく咬むことで、頭部の骨や筋肉が働いて血液の循環がよくなり、脳神経が刺激されて脳の働きが活発になります。
このように咬むことは健康によい効果をもたらしてくれます。咬む習慣をつけるために、日頃から毎食のメニューによく咬まないとのみ込めない食材を2,3品とり入れましょう。具体的にはにんじんやセロリ、ごぼうなど食物繊維の多い野菜、ひじきや高野豆腐などの乾物、煮干しなど骨ごと食べられる小魚のほか、練り製品がいいでしょう。また、調理の際素材を大きめに切るなど歯ごたえを残してあげるのも有効です。
咬むということは健康を維持する第一段階として、最も大切なことです。日頃からよく咬んで食べるようにし、悪いところがあれば早めに治療を受けるようにしましょう。
お店などを紹介する「何処?そこ!いってみたい(隊)」では東京都の池袋にある『中国茶館』さんをご紹介。 |