杉村歯科通信|むし歯ができる仕組み

杉村歯科へは宇城市・宇土市・八代市など広範囲の方が来院されています。咬み合わせの治療・インプラント・床矯正治療・マウスピース矯正治療・予防メンテナンスなど最新の技術と丁寧な治療で地域の方々のQOLの向上をサポートしています。

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杉村歯科通信

杉村歯科で来院される方々へ普段の診療中や治療の中では伝えきれない様々な情報を提供する為に毎月発行している院内新聞「杉村歯科通信」の内容を紹介するページです。

杉村歯科通信 第72号

むし歯ができるしくみ

5月といえば学校では歯科検診の季節になりました。そこで今回は基本に戻って、むし歯ができるしくみについてお話します。むし歯とは、むし歯菌の出す酸によって歯が溶かされた状態をいいます。歯に穴が開いていたり、痛みが出たり、むし歯を経験した方は多いと思います。ではむし歯になる原因をご存知ですか?むし歯ができる条件は、主に4つあります。
まず一つ目はむし歯菌です。私たちのお口の中には、いつもたくさんの種類の細菌が住んでいます。その中にはもちろんむし歯菌も存在し、歯は常にむし歯の危険にさらされています。当たり前のことですが、むし歯菌の数が多いほどむし歯になりやすくなります。次に不規則な食生活があげられます。私達が口にするほとんどのものは、むし歯菌の栄養源になる糖や炭水化物が含まれています。特に甘いものを頻繁に飲食するとむし歯が出来やすくなります。三つ目は抵抗力です。歯の質には個人差があり歯の質が弱い人ほどリスクが上がります。また、むし歯菌に抵抗してくれる唾液の分泌が少ない人も要注意です。最後に食事の時間があげられます。飲食するたびにむし歯菌は酸を出すので、だらだら食いや、1日に何度も飲食する人は酸にさらされている時間が長くなり、むし歯になりやすくなります。
この4つの要素が重なるとむし歯になります(右下図)。しかし逆に言えば、それぞれをコントロールすることでむし歯は予防できます。一番身近な予防法が皆さんご存知のとおり歯磨きです。毎食後30分以内に磨くとベストです。また、歯磨きの際にフッ素入りの歯磨き粉を併用すると効果が上がりますフッ素には歯が溶けるのを抑制し、初期のむし歯であれば修復してくれる作用があります。さらに、歯の質も強化してくれるので抵抗力も上がります。唾液の分泌量が少ない人は、よく咬むことで唾液の分泌を促せます。キシリトールガムを咬むのも効果的です。飲食に関しては、時間を決めて食べることが予防に繋がります。
予防をしっかりすればむし歯は防げます。しかし、しっかり予防しているつもりでも自分では確認できないところは多々あります。また、予防法もお口の中のリスクによって人それぞれです。まずは歯科医院で検査を受け、自分に合った予防法を確認した上で、自分だけでは100%予防は無理なので歯科医院と協力しながら定期的に検診とクリーニングを受けることが大切です。


お店などを紹介する「何処?そこ!いってみたい(隊)」では、松橋町にある『和dining七夜月 不知火別荘』さんをご紹介。その他スタッフ紹介の記事などを掲載。

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院長 杉村 勇

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