杉村歯科通信 第48号
歯知覚過敏について
~どうして歯がしみるの?~
冷たいもの、熱いもの、歯みがきなどで歯が「キーン」と痛む、しみると感じたことはありませんか?その症状、虫歯じゃなければ知覚過敏症かもしれません。知覚過敏症とは、歯がしみて痛むというもの。日本人の4人に一人がこの症状を持つと言われています。ではなぜ知覚過敏症が起こるのでしょうか?
歯の神経は、歯の中心部にあります。神経は周囲を象牙質でおおわれ、その外側には硬いエナメル質の層があります。歯の根の部分にはエナメル質はありませんが代わりにセメント質という層で守られています。
このエナメル質またはセメント質の層が傷つき、象牙質がむき出しになると、知覚過敏が起こります。象牙質には象牙細管と呼ばれるたくさんの穴が開いているため、象牙質がむき出しになると、外からの刺激が象牙細管を通して歯の神経に伝わり、痛みを感じるのです。(下図参照)ではなぜエナメル質(セメント質)が傷つき、削れてしまうのでしょうか?原因は様々あります。主な原因は、『間違った歯磨き』で力任せに磨く。また、『歯磨き粉』には歯をキレイにする研磨剤が入っているので、過剰に使用しすぎると歯が少しずつ削れてしまいます。『歯軋り、かみ合わせの悪さ』もエナメル質同士に過剰に力が加わったり、こすり合うため歯が傷ついてしまいます。他にも歯周病によって歯茎が下がり、象牙質が露出することで刺激が伝わりやすくなったりします。
原因が様々あるように、治療・予防法もひとそれぞれ。まずは歯科医院で見てもらって原因診断、治療・予防を行いましょう。ただ、しみるからといって必ずしも知覚過敏症とは限りません。大半の場合むし歯になっている事が多いの で自己判断はせず、必ず歯科医院で見てもらいましょう。
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