杉村歯科通信 第66号
歯磨き剤について
歯磨きといえば、歯磨き剤(歯磨き粉)が必要不可欠であるとお考えの方が多いのではないでしょうか?確かに朝の寝起きのお口の中や、寝起きの頭をスッキリさせる為に歯磨き剤の味や香りの効果は大きいと思います。しかし、歯磨き剤にも色々あり、使用方法によって良くも悪くもなります。きちんと理解した上で使用したいものです。
歯磨き剤の働きは主にプラーク(細菌のかたまり)の除去効果を高めることです。他にも配合されている成分によってそれぞれ効果は違ってきます。口臭や歯周病を防いでくれるもの、知覚過敏を防ぐもの…各メーカーは色々な実験・研究を行って歯磨き剤を開発します。どの歯磨き剤をとってみてもそれなりの工夫がされており、それぞれ良いのです。ではどれを使用してもいいのでは?と思われたのではないでしょうか?十人十色という言葉があるように、お口の中の環境も人それぞれ違います。
歯科医院で自分のお口の中に合った歯磨き剤を選んでもらい使用することが重要であり、どれでもいいというわけではないのです。上記だけ見ると歯磨き剤を使えば良くなると思われた方は多いと思います。もちろん歯磨き剤の効果は大きいのですが、ただ磨いただけでは効果は発揮されません。重要なのは正しい磨き方です。
正しく磨いてはじめて効果が出ます。歯磨き剤とはあくまで補助的なものなのです。また、効能はよくても使い方を間違えると害になる恐れもあります。よく歯磨き剤をチューブから勢いよく出し、歯ブラシの上にてんこ盛りにして豪快に磨いている方を見かけます。こういった磨き方は歯茎や舌に対する刺激が強すぎて、適切な時間磨くことが出来ません。歯磨き剤の量は大豆位で十分です。さらに歯磨き剤に含まれる薬用成分や香料によりお口の中ににせものの爽快感が広がり、全く磨けてないにもかかわらずお口の中がスッキリしキレイに磨けたような気になります。これでは本末転倒
です。大切なことは、歯についた細菌を効果的に落とし、お口の健康を保つことです。
歯磨き剤の使い方、選び方は、かかりつけの歯科医院に相談することをおすすめします。
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